子どもが迷路にはまる時期はありませんか。
指で道をたどったり、「こっちかな?」「行き止まりだった!」と考えたりする迷路絵本は、読み聞かせとは少し違った楽しさがあります。
迷路絵本には、2歳・3歳ごろから楽しみやすいキャラクター系のものもあれば、4歳・5歳以降にじっくり楽しめる本格的な迷路絵本もあります。
また、迷路だけでなく、探し絵やかくし絵、図鑑のような知識が一緒に楽しめる本も多いです。
この記事では、年齢別・タイプ別に、幼児から楽しめる迷路絵本をまとめます。
迷路絵本は何歳から楽しめる?
迷路絵本は、早ければ2歳ごろから楽しめるものもあります。
ただし、2歳・3歳では、複雑な迷路を自力で解くというより、親と一緒に指で道をたどったり、「どっちに行く?」と選んだりする遊び方が中心になると思います。
4歳・5歳ごろになると、行き止まりを避けたり、ゴールまでの道を考えたりする楽しさが出てきます。
年長〜小学生になると、迷路に加えて、かくし絵やクイズ、図鑑的な知識も楽しみやすくなります。
| 年齢 | 楽しみ方 | 選び方 |
|---|---|---|
| 2〜3歳ごろ | 親と一緒に道をたどる | キャラクター系・しかけつき・道がわかりやすいもの |
| 3〜4歳ごろ | 簡単な迷路を自分で進む | 大きめの絵で、ゴールがわかりやすいもの |
| 4〜5歳ごろ | 行き止まりや分かれ道を考える | 迷路+探し絵・かくし絵があるもの |
| 年長〜小学生 | 複雑な迷路や知識要素を楽しむ | 歴史・動物・昆虫・乗り物・宇宙などテーマ性のあるもの |
もちろん、これはあくまで目安です。
迷路が好きな子なら早めに本格的な迷路絵本を楽しめることもありますし、細かい絵が苦手な子なら、少し大きくなってからの方が合うこともあります。
迷路絵本のよいところ
迷路絵本のよいところは、子どもが自分から参加しやすいことです。
通常の読み聞かせでは親が文章を読むことが多いですが、迷路絵本では子どもが指を動かしながら進めます。
- 道を目で追う
- 指でたどる
- 分かれ道で考える
- 行き止まりに気づく
- ゴールできた達成感を味わう
- 親子で相談しながら進める
「読む」というより、親子で一緒に遊ぶ絵本に近いです。
絵本をじっと聞くのが苦手な子でも、迷路なら楽しめる場合があります。
また、迷路絵本には探し絵やかくし絵が入っているものも多いので、同じページを何度も楽しみやすいです。
迷路絵本を選ぶときのポイント
最初は簡単すぎるくらいでよい
はじめて迷路絵本を選ぶなら、少し簡単に感じるくらいのものがおすすめです。
最初から難しすぎると、子どもが「できない」と感じてしまうことがあります。
迷路は、ゴールまで行けたときの達成感が楽しい遊びです。
小さい子には、道が太く、分かれ道が少なく、ゴールがわかりやすいものから始めるとよいと思います。
子どもが好きなテーマを選ぶ
迷路絵本は、テーマで選ぶと入りやすいです。
- 動物が好きなら、動物の迷路
- 虫が好きなら、昆虫の迷路
- 電車や車が好きなら、乗り物の迷路
- 恐竜が好きなら、恐竜や進化の迷路
- 歴史に興味があるなら、時代を旅する迷路
- 宇宙が好きなら、宇宙の迷路
親が学ばせたいテーマより、子どもが今興味を持っているテーマを選んだ方が、手に取りやすいと思います。
迷路だけでなく、探し絵やかくし絵もあると長く楽しめる
迷路絵本には、迷路だけでなく、探し絵やかくし絵、クイズが入っているものもあります。
このタイプは、一度ゴールして終わりになりにくいです。
次に読むときは、かくし絵を探す。別の日には、動物を探す。さらに別の日には、クイズを解く。
そんなふうに、遊び方を変えながら長く楽しめます。
2歳・3歳から楽しみやすい迷路絵本
キャラクター系のめいろブック
2歳・3歳ごろは、好きなキャラクターが出てくる迷路も使いやすいです。
迷路そのものが少し難しくても、好きなキャラクターがいると「やってみたい」という気持ちにつながりやすいからです。
アンパンマン、ポケモン、ドラえもん、プリキュアなど、キャラクター系の迷路や探し絵は、年齢に合わせて選びやすいです。
ただし、キャラクター系の本は、迷路よりもシール遊びや探し絵が中心の場合もあります。
購入するときは、実際に迷路ページがどのくらいあるかを確認するとよいと思います。
4歳・5歳から楽しめる香川元太郎さんの迷路絵本シリーズ
香川元太郎さんの迷路絵本シリーズ
本格的な迷路絵本として定番なのが、香川元太郎さんの迷路絵本シリーズです。
迷路だけでなく、かくし絵やクイズも入っているため、1冊で何度も楽しめます。
絵も細かく描き込まれているので、親子で一緒に見ても発見が多いです。
4歳・5歳ごろから楽しめる子もいますが、細かい絵や複雑な迷路が苦手な子には、親が一緒に進めてあげるとよいと思います。
このシリーズはテーマが豊富なので、子どもの興味に合わせて選びやすいのも魅力です。
- 動物が好きな子
- 昆虫が好きな子
- 乗り物が好きな子
- 歴史が好きな子
- 恐竜や進化に興味がある子
- 宇宙に興味がある子
迷路絵本を1冊試すなら、子どもが今好きなテーマから選ぶのがおすすめです。
動物の迷路
動物が好きな子には、『動物の迷路』が候補になります。
ウサギ、コアラ、ライオンなど、たくさんの動物が出てくる迷路絵本です。
迷路を進むだけでなく、かくし絵を探したり、動物の名前や特徴に触れたりできます。
動物園に行く前後に読むのもよいですし、図鑑ほどかたくなく、遊びながら動物に親しみたいときにも使いやすいです。
時の迷路
歴史や昔の世界に興味がある子には、『時の迷路』も面白いです。
恐竜時代から縄文、弥生、江戸時代など、時代を旅するように迷路を進んでいきます。
歴史の知識を覚えるというより、まずは「昔の世界って面白い」と感じる入り口として使いやすいと思います。
細かい絵の中に、時代ごとの暮らしや道具、建物などが描かれているので、親子で眺めるだけでも楽しめます。
乗り物の迷路
電車や車、飛行機などが好きな子には、乗り物をテーマにした迷路絵本もよいです。
乗り物好きの子は、図鑑を好むことも多いですが、迷路絵本なら、知識だけでなく遊びとして楽しめます。
「この道を進むとどこに着くかな?」
「電車はどこを走っているかな?」
「同じ乗り物を探してみよう」
のように、親子で会話しながら読みやすいです。
昆虫の迷路
虫が好きな子には、昆虫をテーマにした迷路絵本も候補になります。
昆虫図鑑が好きな子でも、図鑑だけでは少し硬く感じることがあります。
迷路絵本なら、虫の世界に入り込むように遊びながら、昆虫に親しめます。
虫が苦手な親でも、絵本なら一緒に見やすい場合があります。
宇宙の迷路
宇宙や星、惑星に興味がある子には、宇宙をテーマにした迷路絵本も面白いです。
宇宙は幼児には少し難しいテーマですが、迷路として進めると、遊びながら親しみやすくなります。
「地球はどこかな?」
「ロケットはどこに向かうのかな?」
「星を探してみよう」
のように、探し絵や会話と組み合わせると楽しみやすいです。
おでかけに持っていきやすいポケット版迷路絵本
迷路絵本は大きめの本が多いですが、ポケット版が出ているものもあります。
おでかけ先や待ち時間に使いたい場合は、ポケット版も便利です。
通常版は家でじっくり見るのに向いていますが、ポケット版は持ち歩きやすいのがメリットです。
- 病院の待ち時間
- 電車や新幹線での移動中
- 外食の待ち時間
- 旅行中のすきま時間
ただし、ポケット版は絵が小さくなるため、小さい子には見づらいこともあります。
家でじっくり楽しむなら通常版、おでかけ用ならポケット版、と使い分けるとよいと思います。
迷路絵本と探し絵絵本の違い
迷路絵本と探し絵絵本は似ていますが、楽しみ方に少し違いがあります。
| 種類 | 楽しみ方 | 向いている子 |
|---|---|---|
| 迷路絵本 | 道をたどってゴールを目指す | 順番に進めるのが好きな子、考える遊びが好きな子 |
| 探し絵絵本 | 絵の中から指定されたものを探す | 細かい絵を見るのが好きな子、見つける遊びが好きな子 |
| 迷路+探し絵 | 道を進みながら、かくし絵やクイズも楽しむ | 1冊を何度も楽しみたい子 |
迷路絵本は、スタートからゴールまでの流れがあるので、順番に進める遊びが好きな子に合いやすいです。
探し絵絵本は、ページの中から自由に探す楽しさがあります。
どちらがよいというより、子どものタイプに合わせて選ぶとよいと思います。
探し絵絵本については、こちらの記事でもまとめています。

迷路絵本を楽しむコツ
最初は親が一緒に指でたどる
小さい子に迷路絵本を渡しても、最初はどう遊ぶかわからないことがあります。
その場合は、親が一緒に指で道をたどるとわかりやすいです。
「ここから出発だよ」
「こっちは行き止まりだったね」
「じゃあ、こっちに行ってみようか」
と声をかけながら進めると、迷路のルールが伝わりやすくなります。
間違えてもすぐに直さない
迷路では、行き止まりに入ることもあります。
でも、行き止まりに気づいて戻ることも、迷路の楽しさの一部です。
親がすぐに「そっちじゃないよ」と言うより、
「あれ、道がなくなったね」
「戻ってみようか」
と一緒に考える方が、子どもも楽しみやすいと思います。
探し絵やかくし絵も一緒に楽しむ
迷路絵本には、ページの中にかくし絵やクイズが入っているものもあります。
迷路だけだとすぐ終わってしまう場合でも、探し絵を加えると長く楽しめます。
たとえば、
- 「このページにうさぎは何匹いるかな?」
- 「隠れている動物を探そう」
- 「前のページにもいたキャラクターはいるかな?」
- 「同じ形のものを探してみよう」
のように遊べます。
難しいページは飛ばしてもよい
迷路絵本は、ページによって難易度が違うことがあります。
子どもが難しそうにしているページは、無理に最後までやらなくても大丈夫です。
好きなページだけ見る、簡単な迷路だけやる、親が一緒に解く、という形でも十分楽しめます。
迷路絵本は、全部正しく解くことより、親子で楽しむことを優先してよいと思います。
迷路絵本を目的別に選ぶなら
| 目的 | 向いている本 | 特徴 |
|---|---|---|
| 2〜3歳から始めたい | アンパンマンなどキャラクター系 | 親しみやすく、簡単な道をたどりやすい |
| 動物好きの子に | 動物の迷路 | 迷路と動物への興味をつなげやすい |
| 歴史に親しみたい | 時の迷路 | 時代を旅するように楽しめる |
| 乗り物好きの子に | 乗り物の迷路 | 電車・車・飛行機などへの興味と相性がよい |
| 虫好きの子に | 昆虫の迷路 | 昆虫の世界を遊びながら楽しめる |
| おでかけ用に | ポケット版迷路絵本 | 待ち時間や移動中に使いやすい |
最初の1冊で迷ったら、子どもが今いちばん好きなテーマから選ぶのがおすすめです。
迷路が目的というより、好きなテーマの世界に入り込む手段として迷路を使うと、子どもも楽しみやすいです。
まとめ:迷路絵本は、遊びながら考える絵本
迷路絵本は、子どもが指で道をたどりながら楽しめる絵本です。
2歳・3歳ごろなら、アンパンマンのようなキャラクター系や、しかけつきの簡単な迷路から始めると入りやすいです。
4歳・5歳ごろからは、香川元太郎さんの迷路絵本シリーズのように、迷路・かくし絵・クイズを一緒に楽しめる本格的な迷路絵本も候補になります。
動物、昆虫、乗り物、歴史、宇宙など、テーマが豊富なので、子どもが今興味を持っているものに合わせて選ぶと使いやすいです。
迷路絵本は、正しくゴールすることだけが目的ではありません。
行き止まりに気づいたり、戻ったり、親子で相談したりする時間も含めて楽しめる絵本です。
子どもの年齢や興味に合わせて、親子で楽しめる迷路絵本を選べるとよいですね。

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