ピグマリオンの「2才児のさんすう」は、2歳〜3歳を対象にした幼児向け算数教材です。
幼児期から数の概念に触れさせたい、数字や数に強い子に育てたい、プリントではなく具体物を使って親子で算数に取り組みたい、という家庭で気になる教材だと思います。
一方で、価格も安くはなく、教材の種類も多いため、
- 2歳になったらすぐ始めた方がいい?
- 運筆がまだできなくても使える?
- 「まず、この3つの能力を」とどちらを先にやるべき?
- 誤飲しそうな小さいパーツはある?
- 教材は補強した方がいい?
- 買わずに似た取り組みはできる?
と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、知育ツイオフで集まった実際の家庭の声をもとに、ピグマリオン「2才児のさんすう」の始める目安、メリット・デメリット、注意点、代用しやすい取り組みを整理します。
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※知育ツイオフでいただいた声は、読みやすいよう一部要約・表記調整しています。
この記事の結論
- ピグマリオン「2才児のさんすう」は、2歳〜3歳向けの数概念教材です。
- 鉛筆で書く教材ではないため、運筆ワークがまだできなくても使いやすい面があります。
- 一方で、運筆力を育てたい場合は、別で迷路・ぬりえ・運筆ワークなどを考える必要があります。
- 数に興味がある子、具体物で遊ぶのが好きな子、親子で一緒に取り組める家庭には合いやすいです。
- 小さいパーツがあるため、下の子がいる家庭では誤飲対策が必要です。
- 教材を口に入れたり破いたりする時期は、コピー・ラミネート・厚紙補強をして使う家庭もあります。
- まず家庭で試したい場合は、数字マグネット・100玉そろばん・サイコロ・手作りヌマーカステンなどで似た取り組みをする方法もあります。
ピグマリオン「2才児のさんすう」とは?
ピグマリオンの「2才児のさんすう」は、2歳〜3歳を対象にした幼児向け算数教材です。
数の概念を、プリントや暗記だけでなく、具体物を使いながら親子で学ぶことを目的にした教材です。
公式販売ページでは、「新2才児のさんすうセット」の内容として、本、ヌマーカステン学具、点描写、ドット棒、競争ゲーム、ウッディブロック、お魚釣りゲーム、親子カードなどが紹介されています。
| 教材 | 内容のイメージ |
|---|---|
| 2才児のさんすう | 親が進め方を確認するための本 |
| ヌマーカステン学具 | 玉を使って数を視覚的に捉える学具 |
| ドット棒 | 数をまとまりとして見るための教材 |
| 競争ゲーム | 遊びながら数に触れる教材 |
| ウッディブロック | 具体物として数や空間を扱う教材 |
| お魚釣りゲーム | 遊びながら手先や数に触れる教材 |
| 親子カード | 親子でやり取りしながら使うカード |
プリントだけで進める教材というより、親が学具を使いながら、子どもに数のイメージを伝えていく教材と考えるとよいです。
参考:新2才児のさんすうセット
※教材内容・価格は変更される場合があります。購入前に公式サイトや販売ページで最新情報をご確認ください。
「2才児のさんすう」はいつから始める?
「2才児のさんすう」の対象年齢目安は2歳〜3歳ですが、2歳になったら全員がすぐ使えるというより、子どもの様子を見て始める教材だと思います。
特に見たいのは、次のような点です。
- 小さいものを口に入れなくなってきた
- 親子で短時間なら一緒に取り組める
- 具体物を並べたり、分けたりする遊びが好き
- 数字や数えることに少し興味がある
- 親の簡単な指示を聞いて、やり取りができる
- 親が横について一緒に進める余裕がある
一方で、運筆ワークがまだできないこと自体は、「2才児のさんすう」を始めるうえで大きな問題にはなりにくいです。
「2才児のさんすう」は、鉛筆で書くことよりも、具体物を使って数の概念に触れる教材だからです。
運筆がまだできなくても使える?
知育ツイオフでも、「運筆ワークがまだできない2歳1か月でも始められるか」という相談がありました。
「2才児のさんすう」には運筆要素はないため、運筆は別で練習が必要です。「まず、この3つの能力を」には、手指の巧緻性を高める洗濯ばさみの取り組みはありますが、鉛筆を使うような内容はありませんでした。
知育ツイオフでいただいた声
このように、「2才児のさんすう」は、文字や数字を書く教材ではありません。
鉛筆で書く力を育てたい場合は、別で運筆ワーク、迷路、ぬりえ、シール貼り、はさみ、洗濯ばさみ遊びなどを取り入れる必要があります。
2歳のワーク選びについては、関連記事「2歳の初めてのワークは何から?」も参考になります。
「まず、この3つの能力を」とどちらを先にやる?
ピグマリオンには、「2才児のさんすう」以外に「まず、この3つの能力を」という教材もあります。
「まず、この3つの能力を」は、指先・図形・空間の力を育てる入口教材という位置づけです。
| 教材 | 対象年齢の目安 | 主な内容 | 向いている家庭 |
|---|---|---|---|
| 2才児のさんすう | 2歳〜3歳 | 数の概念、1〜12の認識、1〜5のたし算・ひき算 | 数や具体物遊びに興味がある子 |
| まず、この3つの能力を | 2歳〜5歳 | 指先、図形、空間、点描写、ちぎりえなど | ピグマリオンの土台作りから始めたい家庭 |
数に強い興味があり、親子で具体物を使って遊べそうなら「2才児のさんすう」から始めるのも候補になります。
一方で、指先の動きや図形、空間認識などの土台からゆっくり進めたい場合は、「まず、この3つの能力を」から始める方が合う家庭もあります。
いずれも親が一緒に取り組む教材なので、「買えば子どもが一人で進めてくれる」というより、親子で使う前提で考えた方がよいです。
ピグマリオンを実際に取り組んだ家庭の声
知育ツイオフでは、実際にピグマリオンを取り入れた家庭の声もありました。
公文の前にピグマリオンの考え方を知ってよかった
公文をする前にピグマリオンを理解し、公文でも実施しました。結果、よかったと思っています。
知育ツイオフでいただいた声
公文は反復やプリント学習のイメージが強い一方、ピグマリオンは具体物を通して数や思考力を育てる要素が強いです。
プリントや反復に入る前に、数を具体物で理解する経験をしておくと、その後の家庭学習にもつながりやすいと感じる家庭もあります。
公文については、関連記事「公文のメリット・デメリット」も参考になります。
「まず、この3つの能力を」だけ取り組んだ家庭
「まず、この3つの能力を」を購入して、その中のものだけ実施しました。ただ、日常生活の中で数字の理解は進んでいると感じています。
知育ツイオフでいただいた声
ピグマリオン教材をすべてそろえなくても、一部の教材や考え方を取り入れるだけでも、日常の数遊びにつながることがあります。
家庭学習を続けて力がついたという声
ピグマリオン家庭学習を続けて1年半、現在4歳です。小1レベルのチャレンジの国語・算数も難なくこなせています。
知育ツイオフでいただいた声
家庭で継続して取り組める場合、ピグマリオンは数や思考力をじっくり伸ばす教材になりやすいです。
ただし、親が横について進める教材なので、子どもが一人で進めるタイプではありません。
ピグマリオンを買わずに似た取り組みはできる?
ピグマリオンは魅力的な教材ですが、価格も安くはありません。
まずは家庭にあるものや、100均グッズ、市販のおもちゃで似た取り組みをしてみる方法もあります。
手作りヌマーカステン
2歳の頃にしていたこととして、アーモンドチョコの箱とビー玉で手作りヌマーカステンを作りました。100均の数字マグネットも使っていました
知育ツイオフでいただいた声
ヌマーカステンのように、玉を動かして数を見る教材は、身近な材料でも近い遊びができます。
ただし、ビー玉など小さいものを使う場合は誤飲に十分注意が必要です。下の子がいる家庭では、大人が必ずそばで見守るか、誤飲しにくい大きめの具体物で代用した方が安心です。
数字マグネット・100玉そろばん・日常の数遊び
数字マグネットや100玉そろばんも、数に触れる入口として使いやすいです。
「数字を覚える」だけでなく、実際にものを動かす、分ける、比べる経験ができます。
3歳の子に、ドット棒、魚釣り、ウッディブロック、ヌマーカステンなどを取り入れています。日常の中でも、「薬を何錠とって」など、数を意識しています。
知育ツイオフでいただいた声
教材を使うかどうかに関係なく、日常の中で数を意識することは大切です。
- おやつを2個配る
- 薬を1錠取る
- 積み木を3個積む
- 同じ数に分ける
- 多い・少ないを比べる
こうした生活の中のやり取りも、数の概念につながります。
まず試したい場合に使いやすい教材・具体物
ピグマリオンを本格的に始めるか迷う場合は、まず数の考え方に触れられる本や、100玉そろばん、数字マグネットなどで子どもの反応を見てみる方法もあります。
数を「記号」として覚えるだけでなく、玉を動かす、分ける、比べるといった具体物の遊びを取り入れると、数の量をイメージしやすくなります。
本格的にピグマリオンを始めたい場合は、「2才児のさんすう」セットが候補になります。親子で具体物を使いながら、数の概念に触れていきたい家庭に向いています。
まず具体物で数に触れたい場合は、100玉そろばんも使いやすいです。玉を動かしながら、数のまとまりや増減を目で見て確認できます。
教材そのものより、日常生活でどのように数に触れるかを知りたい場合は、親向けの本を参考にするのもよいと思います。
「2才児のさんすう」のメリット
具体物を使って数を理解しやすい
「2才児のさんすう」の大きな特徴は、プリントや暗記ではなく、具体物を使って数に触れられることです。
幼児期は、数字の記号を覚えるだけでなく、「3個」「5個」などの量を実感として捉える経験が大切です。
ヌマーカステン、ドット棒、ブロック、カードなどを使うことで、数を目で見たり、手で動かしたりしながら学べます。
親子で遊びながら取り組める
「2才児のさんすう」は、親子で一緒に進める教材です。
子どもだけに渡して解かせるものではなく、大人が本を読み、学具を準備し、声をかけながら取り組みます。
そのため、親子で数遊びをしたい家庭には向いています。
数唱だけでなく、数の概念に触れられる
幼児期には、「1、2、3」と言えるけれど、数の量はまだ理解していないことがあります。
ピグマリオンは、数を唱えるだけでなく、具体物を通して数のまとまりや増減に触れやすい教材です。
数字を読むことと数を理解することの違いについては、関連記事「数の敏感期はいつ?」でも詳しくまとめています。
「2才児のさんすう」のデメリット・注意点
親の伴走がかなり必要
ピグマリオンは、子どもが一人で黙々と進める教材ではありません。
親が教材の意図を理解し、学具を準備し、声をかけながら進める必要があります。
そのため、親が忙しく、教材を出したり準備したりする余裕がない家庭では、続けにくい場合があります。
価格が高めで、合うかどうか迷いやすい
「2才児のさんすうセット」は、絵本や市販ワークに比べると価格が高めです。
子どもに合えば長く使えますが、興味を持たなかったり、親が使いこなせなかったりすると負担に感じる可能性があります。
迷う場合は、まず本だけ読んでみる、家庭にあるもので似た遊びをしてみる、数字マグネットや100玉そろばんで反応を見る、という始め方もあります。
小さいパーツがあり、誤飲対策が必要
ピグマリオンの教材には、小さいパーツがあります。
下の子がいる家庭や、子どもがまだ物を口に入れる時期は、誤飲対策が必要です。
誤飲の恐れがある教材は?
知育ツイオフでは、下に0歳の子がいる家庭から、「ピグマリオン2才児のさんすうや第1グレードに誤飲の恐れのある教材はあるか」という相談がありました。
実際に名前が挙がっていたのは、次のような教材です。
- ヌマーカステンの白い玉
- おはじき
- 色板トントンのピースや鋲
- 立方体のウッディブロック
- お魚釣りゲームで使用するクリップや磁石
第1グレードで0歳児に誤飲の恐れがありそうなのは、ヌマーカステンの白い玉、おはじき、色板トントンのピースや鋲、ウッディブロック、お魚釣りゲームのクリップや磁石などです。
知育ツイオフでいただいた声
小さいパーツは、下の子が寝ている時間に出す、使用後すぐ片づける、ケースに入れて高い場所に置くなどの対策が必要です。
特に磁石や鋲、ビー玉のようなものは、誤飲すると危険です。下の子がいる家庭では、購入前にセット内容をよく確認することをおすすめします。
教材はラミネートや補強をした方がいい?
紙教材は、そのまま使うと破れたり、折れたり、口に入れられたりすることがあります。
知育ツイオフでも、コピーやラミネート、厚紙補強をして使っている家庭がありました。
100均グッズで補強する
カードは100均の数字カードや厚紙にのりで貼り付け、ドット棒の枠はB4サイズのホワイトボードに貼りました。丸は100均の両面テープ付きマグネットシートに貼り付けています。魚釣りはフライングタイガーの魚釣りで代用しています。
知育ツイオフでいただいた声
教材をそのまま使うのが不安な場合は、100均の厚紙、マグネットシート、ホワイトボード、クリアファイルなどで補強できます。
コピーして使う
子どもが教材を口に入れたり噛んだりしてしまうので、買った教材はすべてコピーして使用しています。100均にラミネーターがなくてもラミネートできるものがあったので、それを使いました。ドット棒はコピーしたものを厚紙に貼り、幅広のテープで補強し、台紙はラミネートしました。
知育ツイオフでいただいた声
教材を長く使いたい場合や、下の子にも使いたい場合は、最初にコピーしておくと安心です。
ただし、コピー利用の可否や範囲は教材の規約を確認し、家庭内利用の範囲にとどめてください。
「2才児のさんすう」が向いている家庭
| 向いている家庭・子ども | 理由 |
|---|---|
| 数字や数に興味がある | 数への興味を具体物で広げやすい |
| 親子で一緒に取り組む時間がある | 親の伴走が前提の教材だから |
| プリントより具体物で学ばせたい | ヌマーカステンやドット棒などを使える |
| 数唱より数の概念を大切にしたい | 量やまとまりに触れやすい |
| 算数に強い関心がある | 幼児期から数の土台を作りやすい |
慎重に考えたい家庭
| 慎重に考えたいケース | 理由 |
|---|---|
| 親が教材を準備する時間がない | 子どもだけで進める教材ではない |
| 小さいものを口に入れる時期 | 誤飲しそうなパーツがある |
| 下に0歳・1歳のきょうだいがいる | 教材管理に注意が必要 |
| まず安く試したい | 市販品や手作りで似た遊びもできる |
| 鉛筆で書く練習を期待している | 運筆は別で取り組む必要がある |
よくある質問
2歳になったらすぐ始めた方がいいですか?
必ずしも2歳になったらすぐ始める必要はありません。
数や具体物に興味があり、親子で短時間取り組めるなら始めやすいです。
一方で、教材を口に入れる、座って取り組むのが難しい、親が準備する余裕がない場合は、もう少し待ってもよいと思います。
運筆ができなくても使えますか?
使えます。
「2才児のさんすう」は、鉛筆で書く教材というより、具体物を使って数に触れる教材です。
ただし、運筆力を育てたい場合は、別で迷路、ぬりえ、シール、運筆ワークなどを取り入れる必要があります。
下の子がいる家庭でも使えますか?
使えますが、誤飲対策は必要です。
小さいパーツがあるため、下の子がいる時間には出さない、使ったらすぐ片づける、ケースにまとめるなどの管理をした方が安心です。
買わずに似た取り組みはできますか?
できます。
手作りヌマーカステン、100玉そろばん、数字マグネット、サイコロ、トランプ、おやつを数える、薬を何錠取るなど、日常の中でも数に触れることはできます。
まずは身近なもので試して、子どもが数に興味を持つか見てから本格教材を検討してもよいと思います。
ピグマリオンと公文・七田式プリントは何が違いますか?
大まかに言うと、ピグマリオンは具体物を使って数や思考力を育てる要素が強く、公文は反復と進度管理、七田式プリントは家庭で「ちえ・もじ・かず」をバランスよく進める教材です。
どれが一番よいというより、家庭で何を重視するかによって合う教材は変わります。
- 具体物で数を理解したい:ピグマリオン
- 先生に見てもらいたい:公文
- 家庭で毎日プリント習慣を作りたい:七田式プリント
- まず安く試したい:市販ワーク・無料プリント
七田式プリントや公文については、関連記事も参考にしてください。
関連記事
- 数の敏感期はいつ?1歳・2歳からできる算数教育の入り口と家庭の声
- 2歳の初めてのワークは何から?
- 七田式プリントのメリット・デメリット
- 公文のメリット・デメリット
- 算数好きな子におすすめの絵本・おもちゃ
まとめ:ピグマリオンは「親子で具体物を使って数を学びたい家庭」に向いている
ピグマリオン「2才児のさんすう」は、2歳〜3歳の子どもが、具体物を使って数の概念に触れられる教材です。
数字を暗記するというより、玉やカード、ブロックなどを使いながら、数のまとまりや増減を親子で体験していく教材と考えるとよいです。
運筆要素は少ないため、鉛筆で書く練習は別で取り入れる必要があります。
また、小さいパーツがあるため、下の子がいる家庭や、まだ物を口に入れる時期は誤飲対策が必要です。
価格も安くはないので、迷う場合は、まず本だけ読む、100玉そろばんや数字マグネットで数遊びをしてみる、手作り教材で反応を見る、という始め方もあります。
数に興味がある子、親子で一緒に取り組む時間がある家庭、プリントより具体物で算数の土台を作りたい家庭には、検討する価値のある教材だと思います。
※教材内容・価格は変更される場合があります。購入前に公式サイトや販売ページで最新情報をご確認ください。

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