絵本が増えてきて「もう本棚に入りきらない」と困っていませんか。
この記事は、増えた絵本を「どう置くか」(収納・棚選び)に絞った記事です。知育ツイオフ(X上のイベント)で「300冊以上あるご家庭、どんな棚を使っていますか?」と聞いて集まった実例をもとに、棚の選び方をまとめます。
なお、「そもそも何冊くらい持っておくもの?」という冊数の目安や、読み聞かせを続けるコツは別記事にまとめています。あわせて読みたい:絵本は何冊持ってる?0歳・1歳・2歳・3歳の目安/絵本は1日何冊読む?3歳までに1万冊の効果と続けるコツ
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※知育ツイオフでいただいた声は、読みやすいよう一部要約・表記を整えています。いずれも個人の家庭での経験談です。商品名・仕様は回答者の使用当時のものなので、現在の販売状況・サイズは各販売ページでご確認ください。
先に結論
- 絵本の収納は「今の冊数」ではなく「これからの増え方」で選ぶと失敗しません。
- 300冊家庭の定番は大容量のメイン棚+表紙見せの入れ替え棚の「2段構え」でした。
- チェックポイントは①耐震 ②手が届く高さ ③棚板調節 ④図鑑が入る奥行き ⑤増設性の5つ。
- 買い直しの後悔は、ほぼ「連結・積み重ねができない棚を選んだこと」に集中していました。
- 表紙見せ棚は卒業せず、「今読む本」を置く入れ替え棚として活かすのがおすすめです。
絵本の収納は「増え方」で選ぶ|冊数別の目安
まず全体像です。冊数の段階ごとに、よく選ばれている形をまとめました。
| 絵本の量 | 収納の形 | 例 |
|---|---|---|
| 〜50冊くらい | 表紙見せタイプの絵本棚1台 | 市販の絵本ラック |
| 50〜150冊くらい | 表紙見せ+カラーボックス等を追加 | 3段カラーボックス、スタッキングシェルフ |
| 150〜300冊 | 背表紙収納のメイン棚へ移行+表紙見せは入れ替え用に | 大容量本棚、連結・積み重ねできる棚 |
| 300冊〜 | 壁面収納・つっぱりタイプ・造作も視野に | 天井つっぱり本棚、押し入れ収納の併用 |
この表で一番お伝えしたいのは、「表紙見せの絵本棚だけで足りるのは、最初の50冊くらいまで」ということです。読み聞かせを続けている家庭では、絵本は毎月のように増えていきます。図書館やおさがりも合わせると、1年で数十冊単位で入れ替わる家庭も珍しくありません。
ちなみに「そもそも何冊くらい持っておくものなの?」という冊数の目安については、年齢別に絵本は何冊持ってる?0歳・1歳・2歳・3歳の目安の記事でまとめています。この記事では冊数の話には踏み込まず、「増えた絵本をどう置くか」だけに絞って進めますね。
絵本棚を選ぶ前に決めること3つ
商品を探し始める前に、この3つを決めておくと迷いにくくなります。逆に言うと、ここが決まっていない状態で通販サイトを眺め始めると、口コミの良し悪しだけで選んでしまって「置いてみたら合わなかった」となりがちです。
① どこに置くか
リビングか、子ども部屋か、寝室か。知育ツイオフの回答では、「リビングに置いて親の本と一緒に管理している」「ソファの後ろに置いて間仕切りにしている」など、生活動線の中に置いている家庭が目立ちました。
絵本は「子どもがいつでも手に取れる場所」にあることが、読み聞かせの回数にそのまま直結します。子ども部屋にきれいに収まっていても、そこで過ごす時間が短ければ手に取られません。まず置き場所を決めて、その場所に入るサイズから選ぶ——この順番がおすすめです。
② 誰が出し入れするか
0〜2歳のうちは親が主導で出し入れしますが、2〜3歳からは「自分で選んで、自分で戻す」ができるようになってきます。
子どもに任せたい場合は、子どもの手が届く高さに子どもの本、上段に大人の本という使い分けができる棚が便利です。実例でも「下は子どもの本、上は大人の本」という分け方が複数の家庭から挙がっていました。子ども専用の棚を別に買うより、1台を上下で分けたほうが場所も費用も節約できます。
③ 何冊まで増やす想定か
ここが一番大事なところです。絵本は「気づいたら増えている」もの。特に、児童書を自分で読めるようになると増え方が一気に加速したという声もありました。
今の冊数にぴったりの棚を買うと、買い替えのタイミングが思ったより早く来ます。連結・積み重ね・買い足しができる棚を選んでおくと、増えたときに「もう1台足す」で対応できるので長く使えます。この記事で紹介する実例でも、後悔の声はほぼこの一点に集中していました。
絵本棚・本棚選びの5つのチェックポイント
300冊家庭の実例から共通して見えてきた選定軸は、この5つでした。
① 耐震・転倒防止
子どもが自分で取りに行く棚だからこそ、最優先したいポイントです。実例では「地震で倒れるのが怖いので高さを抑えた」「耐震重視で天井つっぱりタイプにした」「ストッパーのある本棚にしている」など、耐震を選定理由の一番に挙げる家庭が複数ありました。
絵本は1冊が軽くても、300冊分となるとかなりの重量になります。背の高い棚を選ぶ場合は、つっぱり式か壁固定を前提に考えておくと安心です。「あとで固定しよう」と思っていると、そのままになりがちなので、購入の段階で固定方法までセットで決めてしまうのがおすすめです。
② 子どもの手が届く高さ
「子どもの手に届きやすい高さを重視して選んだ」という声のとおり、自分で選べる高さにあることは、絵本への興味そのものに関わります。
とはいえ、収納力を考えると低い棚だけでは足りません。高い棚を使う場合も、下段2段ぶんを子ども専用にすれば両立できます。上段は大人の本や、当分読まない本の置き場に。実例でも、この上下の使い分けをしている家庭がいくつもありました。
③ 棚板の高さを調節できるか
絵本は判型がバラバラです。手のひらサイズのボードブックから、横長の大型絵本まで、高さも幅も揃いません。
実例では「1cm単位で棚板の位置を変えられるのが良かった」「棚の高さを調節できるので大きい本も入る」と、棚板調節を決め手に挙げる声が目立ちました。固定棚のみの本棚は、文庫やコミックには最適でも、絵本用としては使いにくい場面が出てきます。
逆に言えば、棚板さえ動かせれば、同じ棚を「絵本期→児童書期→教科書・参考書期」と長く使い回せます。買い替えを減らしたいなら、ここは妥協しないほうが結果的に安く済みます。
④ 図鑑が入る奥行きか
図鑑や大判の絵本は、一般的な文庫・コミック向けの薄型本棚には収まりません。「奥行きがあり図鑑など大きな本もすっぽり入る」ことを理由に選んだ家庭もあれば、逆に「薄型を多読本のシリーズ用に使い分けている」家庭もありました。
現実的なのは、メイン棚は奥行き深め、小さい本用に薄型を1台という使い分けです。すべてを1種類の棚で揃えようとすると、どこかに無理が出ます。
なお、図鑑をこれから本格的に揃えていく予定があるなら、棚選びと図鑑選びはセットで考えるのがおすすめです。シリーズによって判型も重さも違うので、図鑑のメーカー比較(NEO・MOVE・LIVEほか)も参考にしてみてください。「1シリーズ揃える=棚1段が埋まる」くらいのボリューム感になります。
⑤ あとから増やせるか(連結・積み重ね・買い足し)
「同じものを上にもう一段重ねられる」「上下連結できる」「積み重ねできるラックを買い足していく」など、増設できることを評価する声がとても多いのが、このテーマの一番の特徴でした。
そして興味深いことに、「縦横連結できるタイプを買えば良かったかも」「これにすれば良かったと後悔している」という買い直しの後悔も、そのほとんどが増設性まわりに集中していました。デザインや価格で後悔している声は、ほとんど出てこなかったんです。
絵本棚選びで迷ったら、「この棚は3年後、もう1台足せるか?」を基準にすると失敗が減ります。
買う前に測っておきたい3つの数字
5つのチェックポイントを商品ページで確認するときは、この3つの数字を先に手元に用意しておくとスムーズです。
| 測るもの | なぜ必要か |
|---|---|
| 置き場所の幅・奥行き・高さ | 扉や引き出しの開閉、コンセント位置も一緒に確認 |
| 手持ちで一番大きい絵本・図鑑のサイズ | 棚板の内寸高さと奥行きがこれを上回るか判断する |
| 子どもが無理なく届く高さ | 子ども専用にする段をどこまでにするか決める |
特に見落としやすいのが「棚板の内寸高さ」です。商品ページの高さは棚全体のサイズなので、1段あたりに何cm入るかは別途確認が必要になります。大型絵本や図鑑を入れる予定なら、ここを見ずに買うと「1段だけ入らない」が起きます。
タイプ別の特徴比較
5つの軸を踏まえて、主な選択肢を整理します。どれが正解というより、家庭の間取り・冊数・子どもの年齢で合うものが変わります。
| タイプ | 長所 | 短所・注意点 |
|---|---|---|
| 表紙見せ絵本棚 | 表紙が見えて子どもが選びやすい。低月齢期の食いつきが良い | 収納力が小さく、100冊を超えると入りきらない |
| カラーボックス | 安い。横置き・棚板追加など融通が利く。買い足しやすい | 大型絵本・図鑑はサイズによっては入らない。見た目の統一感 |
| スタッキングシェルフ | 増設・組み替え自由。奥行きがあり大判も入る。横置き・前後2列も可 | 背板がない型が多い。価格はやや高め |
| 大容量本棚(スライド・連結型) | 収納力が大きい。棚板調節・上下連結できる型が多い | 奥行き浅めの型は図鑑に不向き。設置スペースが必要 |
| 天井つっぱり・壁面収納 | 耐震性と収納力の両立。床面積あたりの容量が最大 | 天井高の確認が必要。圧迫感が出やすい |
| 造作・注文家具 | 空間にぴったり。棚も自由に動かせる | 費用が高い。引っ越し・リフォーム時でないと導入しにくい |
ざっくりした選び分けの目安はこうなります。
- まず安く増やしたい → カラーボックス・積み重ねラック
- 判型バラバラを柔軟に収めたい → スタッキングシェルフ
- 300冊を1台にまとめたい → 大容量・連結型の本棚
- 床面積が取れない・図鑑が多い → 天井つっぱり・壁面収納
300冊家庭のリアルな本棚実例【知育ツイオフの声】
ここからは、実際に知育ツイオフで集まった声を系統別に紹介します。繰り返しになりますが、いずれも各家庭の個人の経験です。同じ商品でも、部屋の広さや子どもの年齢で使い勝手は変わります。
IKEA・BILLY(ビリー)派
IKEAのBILLYにしました。300冊以上ありますが、まだ余裕があるので知育おもちゃやレゴなども一緒に収納してリビングに置いています。地震で倒れるのが怖いのと、子どもの手が届きやすい高さを重視して選びました。棚も調節できるので大きい本も入ります。
知育ツイオフでいただいた声
メインの本棚は大人と同じ場所で、IKEAのビリーを使用しています。子どもの遊びスペースには3段ボックスひとつだけ置いて、定期的に本を入れ替えています。多すぎると子どもも把握しきれないし選びにくいと思って、あえて2か所に分けました。
知育ツイオフでいただいた声
BILLYは「大人の本棚」の定番ですが、300冊クラスの絵本収納として挙げる声が複数ありました。棚板調節・耐震・手の届く高さという、チェックポイントの①②③を1台で満たせるのが強みです。
そして2つ目の声にある「メイン棚+入れ替え用の小さい棚」という運用は、この記事の結論である2段構えの典型例。「多すぎると子どもが選びにくい」からあえて分けているという理由が、収納の話を超えていてなるほどと思いました。
ニトリ・カラーボックス派
ニトリの3段カラーボックスの棚板を調節して4段にして収納しています。250冊ほどで3個。ソファの後ろに設置して間仕切りにしています。縦横連結できるタイプを買えば良かったかなとも思っています。
知育ツイオフでいただいた声
今読んでいる絵本は表紙見せの棚に入れて毎月入れ替え。図鑑はカラーボックスを横向きに倒して入れて、残りはニトリの積み重ねできるオープンラックを2つ。最近パンパンになってきたので、もう2つ買って上に重ねようか迷っています。
知育ツイオフでいただいた声
カラーボックス系の強みは、価格と買い足しやすさ。「250冊で3個」「棚板を足して3段を4段に」といった調整のしやすさも、この系統ならではです。図鑑を横倒しのボックスに入れる工夫も、奥行き不足を回避する現実的な手ですね。
一方で、後から「連結できる型にすれば良かった」という声が出やすいのもこの系統でした。購入時に、連結・積み重ね対応かどうかを商品ページで確認しておく——これだけで数年後の後悔をひとつ減らせます。
スタッキングシェルフ派(無印・イオンなど)
うちはスタッキングシェルフです。初めは奥行きがありすぎるかと思ったけれど、横長の判型の絵本にはぴったり。コの字の追加棚で仕切れば上の空間も使えます。奥行きはそこそこあるほうがいいと思います。
知育ツイオフでいただいた声
イオンのスタッキングシェルフを使っています。無印に形が近くて値段が優しいのでこちらに。一番小さいサイズを横置きにして前後2列に並べているので、かなり入ります。
知育ツイオフでいただいた声
判型がバラバラな絵本を、柔軟に収めたい家庭に支持されている系統です。「コの字の追加棚で上の空間も使う」は、高さの余った段を無駄にしないテクニック。1段の高さを絵本に合わせて細かく刻めるので、収納効率がぐっと上がります。
「前後2列」は収納力を稼げる反面、後ろの本が見えなくなります。後列は「今は読まない本の待機場所」と割り切って、入れ替え運用とセットで考えるとうまくいきそうです。
大容量・連結型の本棚派(山善・タカシンなど)
山善のスライド本棚(幅90×奥行29×高さ92cm)。上下連結と棚板の高さ調節ができます。
知育ツイオフでいただいた声
山善の本棚は同じものを上にもう一段重ねられます。今は重ねた状態で、下段に子どもの本やおもちゃ、上段にハサミなどの工作道具や親の本を収納しています。
知育ツイオフでいただいた声
表紙が見える本棚の次は山善の本棚を買い足しました。収納力があることと、1cm単位で棚の位置を変えられるのが良かったです。
知育ツイオフでいただいた声
「棚板を細かく調節できる」「上に重ねられる」が、この系統を選んだ理由として繰り返し挙がっていました。3つ目の声のように、表紙見せ棚からのステップアップ先として最も選ばれている形です。
下段に子どもの本、上段に大人の本や工作道具——という使い分けも、まさにチェックポイント②の実践例。1台で「子どもの棚」と「大人の棚」を兼ねられるので、リビングに置く前提ならこの形が収まりが良さそうです。
壁面・つっぱり・造作派
どうせ増えるので、天井つっぱりタイプの壁面収納にしています。耐震が大切ですし。奥行き44cmの超深型で図鑑も入ります。
知育ツイオフでいただいた声
高さがあること、耐震機能がしっかりしていることを重視して調べた結果、こちらを2つ置いています。奥行きがあって図鑑など大きな本もすっぽり。下は子どもの本、上は大人の本です。
知育ツイオフでいただいた声
引っ越しを機にPanasonicのキュビオスで注文しました。天井から床まで繋がっていて、棚の高さも変更できます。
知育ツイオフでいただいた声
わが家は作り付けの本棚です。まだ3歳なので下のほうにおもちゃを置いて、おもちゃ棚兼用に。棚は自由に調節できるので、本の量や大きさが変わったら動かす予定です。
知育ツイオフでいただいた声
床から天井まで使う系統は、300冊を大きく超えていく家庭・図鑑が多い家庭に向いています。「どうせ増えるので」と最初から上限の高い棚を選ぶ判断は、買い替えコストを考えるとむしろ合理的かもしれません。
注意点は、天井高の確認と圧迫感。狭い部屋では存在感が出やすいので、壁の色に合わせる・背の高い棚は1面にまとめるといった工夫がセットで語られることが多い印象でした。
その他の工夫(連結スタンド・押し入れ)
コープのブックスタンドをひたすら連結して使っています。模様替えのときにやりやすいかなと。
知育ツイオフでいただいた声
児童書を自力でスラスラ読めるようになってからの増え方が尋常ではなく、絵本棚+3段カラーボックス3本でも収まりきらなくなって、とうとう押し入れ収納に手を出しました。
知育ツイオフでいただいた声
「本棚」の枠にこだわらない解決策です。特に2つ目の声は、絵本から児童書へ移行する時期の増え方の速さを物語っていて、「増え方で選ぶ」ことの大切さがよく分かります。絵本棚を買い替えたばかりの家庭でも、数年後には同じ壁にぶつかる可能性がある、ということですね。
表紙見せタイプは「卒業」ではなく「入れ替え棚」にする
表紙見せの絵本棚は収納力こそ小さいものの、表紙が見えることで子どもが自分から手に取りやすいという、他のタイプにはない良さがあります。300冊家庭の実例でも、表紙見せ棚を手放した家庭より、役割を変えて使い続けている家庭のほうが目立ちました。
- メインの本棚:全蔵書を背表紙で収納
- 表紙見せ棚(または3段ボックス):今読みたい本だけを置き、定期的に入れ替え
この2段構えに移行している家庭が複数ありました。「毎月入れ替え制」「多すぎると子どもが選びにくいので、あえて分けている」という声のとおり、入れ替え式は収納の問題と「選びやすさ」の問題を同時に解決してくれます。
実例から拾える入れ替えのやり方は、だいたいこの形です。
- 入れ替えの頻度を決める(実例では「毎月」)
- 表紙見せ棚に置く冊数を決める(棚のキャパぶんだけ)
- 読まなくなった本はメイン棚に戻し、代わりの本を出してくる
入れ替え棚に置く本は、季節の絵本や、子どもが今ハマっているシリーズが定番。ページをめくる楽しさで食いつきやすいさがしえ絵本や迷路絵本を1〜2冊混ぜておくと、自分から棚の前に行く習慣がつきやすいです。
毎日の読み聞かせを無理なく続ける工夫については絵本の読み聞かせを続けるコツ(1万冊の記録)でも書いているので、合わせて参考にしてみてください。
よくある疑問
赤ちゃんの頃の絵本はいつまで並べておく?
「2歳くらいまでの絵本、どこかで入れ替えなきゃと思いつつ、思い入れがあって忍びない」という声がありました。
これは正解のない問題ですが、実例の運用でいえば「メイン棚の上段や押し入れに退避して、手元の棚は今の年齢の本を中心にする」という形なら、手放さずに一線から下げることができます。処分するかどうかを今決めなくていい、というのがこの方法の良いところです。下の子の予定がある家庭は、そのまま取っておく判断も自然だと思います。
狭い家で図鑑の圧迫感が気になる
「狭小住宅で図鑑の収納に困っている。棚がどうしても大きく、圧迫感がある」という悩みも寄せられていました。実例から拾える工夫は、次の3つです。
- 奥行き深めの棚は1台に集約して、他は薄型にする
- カラーボックスを横置きにして、図鑑専用の段をつくる
- 壁色に合わせた棚を選んで、視覚的な圧迫感を減らす
おもちゃと同じ棚にまとめていい?
実例を見ると、本専用の棚にこだわっている家庭ばかりではありませんでした。「BILLYに知育おもちゃやレゴも一緒に収納している」「作り付け棚の下段をおもちゃ棚兼用にして、本が増えたら棚を動かす予定」など、本とおもちゃを1つの棚で管理している家庭が複数あります。
子どもの目線では「遊ぶものが集まっている場所」がひとつにまとまっているほうが分かりやすい、という面もあります。棚板を動かせる棚なら、本とおもちゃの比率が変わっても対応できるので、兼用前提で選ぶのも十分ありだと思います。
地震対策はどこまでやる?
低い棚でも、地震の際に本やおもちゃが飛び出す心配はあります。実例で挙がっていた対策は「ストッパーのある本棚を使う」「安全スペースを作る」「最初からつっぱり式にする」の3つでした。
いずれも棚選びの段階で耐震を織り込んでおくのが、結局いちばん手間がかかりません。買ってから対策を足すより、最初から耐震込みの製品を選ぶほうが確実です。
結局、最初の1台は何を買えばいい?
実例の傾向から言えるのは、「今の冊数×2倍が入って、あとから同じものを買い足せる棚」を選んでおけば大きく外さない、ということです。
まだ50冊以下で、これから読み聞かせを増やしていく段階なら表紙見せ棚から。すでに150冊を超えているなら、表紙見せ棚は残したまま、棚板調節ができる大容量タイプを1台足す。この順番が、実例でいちばん多く見られた流れでした。
まとめ:絵本棚は「増える前提」で選ぶ
最後に要点をまとめます。
- 絵本の収納は今の冊数ではなく増え方で選ぶ。読み聞かせ家庭の絵本は想像より速く増える
- チェックポイントは①耐震 ②手が届く高さ ③棚板調節 ④図鑑対応の奥行き ⑤増設性の5つ
- 300冊家庭の定番は「大容量のメイン棚+表紙見せの入れ替え棚」の2段構え
- 表紙見せ棚は卒業せず、「今読む本」を置く入れ替え棚として活かす
- 買い直しの後悔は増設性まわりに集中。「3年後にもう1台足せるか」を基準に
- どのタイプにも長所と短所があり、間取り・冊数・子どもの年齢で合うものは家庭ごとに違う
同じところで悩んでいるご家庭にとって、この記事の実例が判断材料になればうれしいです。

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