数字や図形、計算が好きな子を見ていると、「この興味をどう広げたらいいんだろう?」と思うことがあります。
算数が好きそうだからといって、いきなりドリルや先取り学習に進めるより、幼児期〜小学校低学年ごろは、絵本・図鑑・おもちゃ・ゲームの中で楽しく触れる方が合うこともあります。
この記事では、算数好きな子におすすめの絵本・おもちゃ・ゲーム・アプリを、数字・図形・分数・計算などの興味別にまとめます。
「数字が好き」「図形が好き」「分数に興味がある」「計算ゲームが好き」など、子どもの様子に合わせて選ぶ参考になればうれしいです。
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この記事のポイント
- 算数好きな子には、ドリルだけでなく絵本・図鑑・ゲーム・アプリでも興味を広げられます。
- 数字が好きな子には、数を楽しめる絵本や数字かるたが向いています。
- 図形が好きな子には、立体や図形に触れられる図鑑・教材が合いやすいです。
- 分数や「半分」に興味がある子には、分数絵本やしかけ絵本が入りやすいです。
- 計算が好きな子には、ボードゲームやアプリで遊びながら取り入れるのもおすすめです。
算数好きな子には、何を用意するといい?
算数好きな子といっても、興味の方向は子どもによって違います。
数字を読むのが好きな子もいれば、図形や立体に強く反応する子、分ける・比べることが好きな子、計算やゲームが好きな子もいます。
まずは、子どもがどのタイプの算数に興味を持っているかを見ると、絵本やおもちゃを選びやすくなります。
| 子どもの興味 | おすすめ | 向いている教材 |
|---|---|---|
| 数字を読むのが好き | 数字絵本・数字かるた | 100かいだてのいえ、数字かるた |
| 図形や立体が好き | 算数図鑑・立体教材 | さわって学べる算数図鑑、立体図形教材 |
| 分ける・半分が気になる | 分数絵本・しかけずかん | ぱくぱく はんぶん、分数・小数のしかけずかん |
| 計算が好き | ボードゲーム・アプリ | トータスメダル、マスダイス、トドさんすう |
| 買い物やお金に興味がある | すごろく・ごっこ遊び | おかいものすごろく |
算数の先取りを急がなくても、子どもが「おもしろい」と感じるものをそばに置いておくと、自然に興味が広がることがあります。
算数絵本・おもちゃの選び方
数字が好きな子には、数を楽しめる絵本
数字を読むのが好きな子には、数がたくさん出てくる絵本や、ページをめくりながら数えられる絵本が合いやすいです。
「1、2、3」と順番に読むだけでなく、階数を数える、動物を数える、ものの数を比べるなど、絵本の中で自然に数に触れられます。
図形が好きな子には、立体や図形教材
積み木、パズル、ブロック、立体図形が好きな子は、図形感覚に興味があるのかもしれません。
そういう子には、図形や立体を触って学べる図鑑や、実際に組み立てられる教材が合いやすいです。
紙の上で問題を解くより、手を動かして「回す」「重ねる」「分ける」「組み立てる」体験ができるものを選ぶと楽しみやすいです。
計算が好きな子には、ボードゲームやアプリ
足し算や引き算に興味がある子には、計算をゲームにできるおもちゃやアプリも候補になります。
ただ計算問題を解くより、すごろくやカードゲームの中で数を使う方が、遊びとして続けやすいことがあります。
分数・小数に興味がある子には、しかけ絵本や図鑑
「半分」「同じに分ける」「どちらが多い?」に興味を持ち始めたら、分数絵本やしかけ絵本もおすすめです。
分数は抽象的で難しく感じますが、食べ物を半分にする、ピザを分ける、ケーキを切るなど、生活とつなげると幼児にも入りやすいです。
算数の全体像を楽しめる図鑑
算数が好きな子には、算数の全体像を見られる図鑑もおすすめです。
数字、図形、単位、分数、計算、時計、お金など、算数の世界を広く見られるので、「好きなところだけ読む」使い方もしやすいです。
さわって学べる算数図鑑
算数図鑑の中でも、幼児〜小学生に取り入れやすいのが、しかけや触る要素のある算数図鑑です。
図形や分数など、言葉だけではわかりにくい内容も、実際にめくったり動かしたりすることでイメージしやすくなります。
算数に興味がある子だけでなく、手を動かすのが好きな子にも合いやすいです。
算数なるほど大図鑑
小学生以降も長く使いたい場合は、算数の考え方を広く扱う図鑑も候補になります。
幼児には少し難しい部分があっても、興味のあるページだけ見る使い方なら楽しめることがあります。
「算数って計算だけじゃないんだ」と感じられる本は、算数好きの子の興味を広げやすいです。
親子で学ぶ数学図鑑
少し年齢が上がってきた子や、算数・数学の考え方そのものに興味がある子には、親子で読める数学図鑑も候補になります。
幼児期に最初から全部読む本というより、興味が出たテーマを親子で一緒に見るような使い方が向いています。
算数好きな子が、小学生以降も長く楽しめる本を探している家庭に合いやすいです。
幼児から楽しめる算数絵本
幼児期に算数へ親しむなら、まずは絵本から入るのもおすすめです。
数字や形、分けること、比べることが物語や絵の中に入っていると、勉強という感じになりにくく、自然に楽しめます。
100かいだてのいえ
数字に興味がある子に人気が出やすいのが、「100かいだてのいえ」シリーズです。
階数を追いながらページをめくるので、自然に数字に触れられます。
数字を順番に読むのが好きな子、細かい絵を見るのが好きな子、何度も同じ本を眺めるのが好きな子に合いやすいです。
安野光雅さんの算数絵本
算数絵本として定番感があるのが、安野光雅さんの本です。
数や図形、考える楽しさに触れられる本が多く、答えを急がずに親子で眺めたり考えたりしやすいです。
ただし、内容によっては幼児には難しいものもあります。
最初は、親子で一緒に眺めながら「どうなっているんだろうね」と話すくらいでもよいと思います。
ぱくぱく はんぶん
「半分」に興味を持ち始めた子には、分けることをテーマにした絵本が入りやすいです。
分数という言葉を使わなくても、食べ物を半分にする、同じくらいに分ける、残りを考えるといった体験は、分数の感覚につながります。
幼児期は、まず「半分ってこういうことなんだ」と生活の中で感じることが大切です。
分数・小数のしかけずかん
分数や小数に興味が出てきた子には、しかけずかんも候補になります。
分数・小数は、ただ説明されると難しく感じやすい分野です。
めくる、分ける、比べるなど、視覚的にわかる本を使うと、感覚的に理解しやすくなります。
小学校で学ぶ内容につながるため、幼児期に興味がある子にも、小学生の導入にも使いやすいです。
遊びながら算数に親しめるおもちゃ・ゲーム
算数に親しむには、絵本や図鑑だけでなく、ゲームやおもちゃも使いやすいです。
特に計算や数の比較は、遊びの中で使うと自然に身につきやすいことがあります。
数字かるた
数字かるたは、数字を読むのが好きな子や、数の形に興味がある子に向いています。
カードを取る遊びの中で、数字を見る・読む・探す経験ができます。
数字を覚えさせるというより、ゲームとして楽しみながら触れるのがおすすめです。
おかいものすごろく
お金や買い物に興味がある子には、おかいものすごろくのようなゲームも候補になります。
買う、払う、残りを考えるといった活動は、生活の中の算数に近いです。
幼児期は正確な計算までできなくても、「お金を使う」「数を数える」「残りを見る」という経験になります。
トータスメダル
足して10を作る、数の組み合わせを考える遊びには、カードゲームやボードゲームが使いやすいです。
トータスメダルのようなゲームは、計算そのものを遊びにしやすいのがよいところです。
計算が好きな子や、ゲーム性があると集中しやすい子に向いています。
マスダイス
マスダイスのような数を使うゲームは、足し算・引き算・数の組み合わせを楽しみたい子に向いています。
サイコロやカードを使うゲームは、偶然性があるので、ただ問題を解くより盛り上がりやすいです。
計算が得意な子だけでなく、親子で遊びながら数に触れたい家庭にも使いやすいです。
立体図形教材
図形や積み木、ブロックが好きな子には、立体図形に触れられる教材もおすすめです。
三角形、四角形、立方体、円柱、球などを実際に触ると、図形の感覚が育ちやすくなります。
積み木やブロックで遊んでいる子なら、図形教材を使わなくても、日常の遊びの中でかなり図形に触れています。
さらに興味がありそうなら、透明な立体図形や展開図、マグネットブロックなどを足してもよいと思います。
算数に親しめる動画・アプリ
算数への興味を広げる方法として、動画やアプリもあります。
ただし、動画やアプリは使いすぎると受け身になりやすい面もあるので、家庭に合う範囲で取り入れるのがおすすめです。
さんすう犬ワン
NHK for Schoolの「さんすう犬ワン」は、算数に親しめる動画として候補になります。
算数の考え方を、映像やストーリーの中で見られるので、紙の教材より入りやすい子もいます。
小学生向けの内容もありますが、算数に興味がある子なら、親子で一緒に見ても楽しめることがあります。
トドさんすう
算数アプリとしては、トドさんすうも候補になります。
数字、計算、図形などをアプリ上で取り組めるため、ゲーム感覚で算数に触れたい子に向いています。
ただし、アプリは子どもによって合う・合わないがあります。
紙の絵本やおもちゃと併用しながら、家庭で使いやすい範囲で取り入れるとよいです。
Quick Math Jr.
英語のアプリも取り入れたい場合は、Quick Math Jr. のような算数アプリも候補になります。
ただし、日本語環境で使う場合は、親のサポートが必要になることもあります。
最初から英語アプリにこだわらず、子どもが楽しめるかどうかを優先するとよいと思います。
年齢別・興味別のおすすめ早見表
年齢や興味別に、取り入れやすいものを整理すると次のようになります。
| 年齢・興味の目安 | おすすめ | 取り入れ方 |
|---|---|---|
| 2〜3歳ごろ・数字に興味が出てきた | 数字絵本、100かいだてのいえ | 数えながら読む、数字を探す |
| 3〜4歳ごろ・形や積み木が好き | 積み木、ブロック、図形絵本 | 形を比べる、積む、分ける |
| 4〜5歳ごろ・半分や分けることに興味 | 分数絵本、しかけずかん | 食べ物や紙を分けながら話す |
| 5〜6歳ごろ・計算やゲームが好き | すごろく、カードゲーム、マスダイス | ゲームの中で足す・引くを使う |
| 小学生ごろ・算数全体に興味 | 算数図鑑、動画、アプリ | 好きなテーマを深める |
年齢はあくまで目安です。
実際には、子どもの興味や理解に合わせて選ぶのがいちばんです。
算数好きな子に与えるときの注意点
先取りより「楽しい」を優先する
算数が好きそうに見えると、つい先取り学習をさせたくなることがあります。
もちろん、子ども本人が楽しんでいるなら、少し先の内容に触れるのもよいと思います。
ただ、幼児期は「できるようにする」より、「算数って面白い」と感じることも大切です。
ドリルで急がなくても、絵本やゲームの中で楽しく触れるだけでも十分な経験になります。
説明しすぎず、触って試せるものを選ぶ
算数は、言葉で説明しすぎると難しく感じることがあります。
特に幼児期は、触る、分ける、並べる、数える、比べるといった体験が大切です。
分数なら食べ物を分ける、図形なら積み木を組む、数ならカードやすごろくで遊ぶなど、手を動かせるものを選ぶと入りやすいです。
子どもの興味が数・図形・計算のどこにあるかを見る
「算数が好き」といっても、好きなポイントは子どもによって違います。
数字が好きなのか、図形が好きなのか、計算が好きなのか、パズルが好きなのかで、合う教材は変わります。
子どもが何に反応しているかを見ながら、絵本・図鑑・ゲーム・アプリを選ぶと失敗しにくいです。
まとめ:算数好きな子には、絵本・おもちゃ・ゲームで楽しく広げよう
算数好きな子には、ドリルだけでなく、絵本・図鑑・おもちゃ・ゲーム・アプリなど、いろいろな広げ方があります。
数字が好きな子には数字絵本、図形が好きな子には立体教材、分数に興味がある子には分数絵本やしかけずかん、計算が好きな子にはボードゲームやアプリが合いやすいです。
大切なのは、子どもが「おもしろい」と感じることです。
先取りや正解にこだわりすぎず、数える、分ける、比べる、組み立てる、遊びながら考える経験を増やしていくと、算数への興味が自然に広がりやすくなります。
子どもの好きな算数の入口を見つけながら、家庭で無理なく楽しめるものを取り入れてみてください。


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