3歳までに絵本一万冊。
知育をしているとよく見かけるこのワードはくもんの 「うた200、読み聞かせ1万、賢い子」 というスローガンからきています。
お子さんを4人東大に入学させた佐藤亮子さんこと佐藤ママが実践していたことでも有名ですね(https://toyokeizai.net/articles/-/329101)!
1日に何冊読めばいいのか?
3歳までに1万冊ということを意識すると、0歳から3歳の誕生日を迎えるまでのだいたい1095日ほどあるため、1日に10冊ほど読むことができれば到達できる計算となります。
1日に10冊というと、0歳の頃は一冊一冊がそう長くないこともあり、難しくないかもしれません。ですが、3歳に近くなってくると本人の自我も芽生え、絵本を読むこと以外にやりたいことが増えたり、一冊一冊が長くなってきたりと、0歳の時と比較すると難しさを感じる方もいるようです。
1日に何冊くらいを読み聞かせている人が多いのか?
では、実際に1日に何冊くらいの絵本を読み聞かせている方が多いのでしょうか?
2回のアンケート、重複して投票している方も多いかと思いますが、参考にしてみてると……
結果まとめ
1回目 | 2回目 | ||||
選択肢 | 割合 | 人数 | 選択肢 | 割合 | 人数 |
1~2冊 | 28.5% | 74.1 | 0~5冊 | 57.4% | 66.01 |
3~5冊 | 33.1% | 86.06 | 6~10冊 | 29.6% | 34.04 |
6~10冊 | 23.1% | 60.06 | 15~20冊 | 10.4% | 11.96 |
11冊以上 | 15.4% | 40.04 | 21冊以上 | 2.6% | 2.99 |
総回答者数 | 260人 | 260人 | 総回答者数 | 115人 | 115人 |
全年齢を対象にしたアンケートを見ると、2回とも5冊以下の人が半数を占めています。
アンケートに回答した方はおそらく知育に興味があり、絵本の読み聞かせにも力を入れている方が多いとは思うのですが、それでも1日に10冊以上読み聞かせを行っている方は少数派になります。
1冊の本を繰り返し読むか、多くの本を読むか
では、多種類の本を読むことに重きを置くか、同じ本を繰り返し読むことに重きを置くか、どちらの方が多いのでしょうか?
もちろん両方することが理想なのかもしれませんが、1日の時間も限られているのでなかなか難しいですよね。
①とにかく1度ずつ多種類の本を読む
②種類数にこだわらず子どもが満足するまで同じ絵本を繰り返し読む
どちらを重視しているか?
- 毎週図書館で好きな本を借りている。その中で子に好きな本も借りてもらいますが、親が読みたい本(昔話など)も借りる。子が読みたい本中心の読み聞かせなため、やはり同じ本を何回も読むこともある。
- 多読はいろんな文体が学べるのが良い点。 一方、繰り返し読みは記憶力の定着に役立つとされている。 特に子が小さい時は、繰り返しを好む。同じものを読むことで、お話の展開が同じ、つまり安心感が得られるのでは?という意見もある。
- 現在小1だが、一歳くらいから図書館で10冊くらい借りる→2週間で返却期間 を繰り返していた。選び方はそのとき子どもが興味のあるものを 中心に選んでいた。パン →パン屋さん系 パン→おにぎり→お弁当など
読み聞かせをしてきた子の特徴
実際に1万冊以上の読み聞かせをしてきた子にはどのような特徴があると思うか?
1万冊以上の読み聞かせをしてきた子には
- 本が好き
- 語彙が増える
- 文字の理解が進む
- 記憶力が高くなった
- 集中力が高くなった
といった特徴がみられるようです。
本が好きということを書かれている方が多く、1万冊読むために頑張ったというよりは、子どもが本好きだったので自然とたくさんの本を読むことになったという印象を受けました。
ここからは、「語彙が増える」「文字の理解が進む」などの詳細について記します。
語彙が増える
- 語彙は同年代に比べて豊富だとよく言われる
- 同じ月齢の子と比べると言葉も早く表現豊か(2歳)
- 他の男の子より語彙が多いとよく言われる(年長、6歳)
文字の理解
- あいうえお絵本などを通じて自然と文字が読めるようになった(3歳)
- 教えていない漢字も読むことができる(年長、6歳)
記憶力が高くなった
- 繰り返し読んだ本でなくても、好きな本のフレーズはずっと覚えている(2歳)
- 一度絵本を読みきかせると、タイトルを覚え、あらすじの説明ができる(3歳8ヶ月)
- 字は読めないもののタイトルを伝えるとすぐその絵本を取り出すことができる。暗唱も得意で、好きな本は丸暗記している(2歳)
集中力が高くなる
- 集中力があるとよく言われる(2歳)
目に見えた効果はなし
- 今のところ特に目立つことはない。話すのも遅く、語彙も多くない(2歳)
まとめと感想
絵本1万冊は知育をしていると耳にする言葉ですが、実際に3歳までに1万冊に達するペースで読み聞かせをしている方は意外にも少ないということがわかりました。
読み聞かせの重要性を理解しながらも、数にとらわれず絵本を読むことを楽しんでいる方が多い印象を受けました。
また、1万冊達成したお子さんの特徴としては「本好き」という特徴が第一に挙げられていました。が、こちらは本好きだから続けられたのか、続けたのか本好きになったのか、どちらなのかは判断が難しいと感じました。
ただ、良質な絵本が子どもの成長にとって良いことは間違い無いと思うので、楽しみながら取り組んでいけるといいですね♪
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