読み聞かせ中の親子の会話や口調、工夫方法まとめ

読み聞かせ中に親子で会話をしながら進めたほうがいいのか、どのような口調で話すのがいいのか、気になりますよね。

読み聞かせ時にどのような工夫をしているのかまとめました。

目次

夜寝る前の読み聞かせ

夜寝る前の寝かしつけ、部屋の電気はつけているか?消しているか?

間接照明・常夜灯など点灯派

間接照明

  • 月の形の充電式のライト(ほんのり柔らかい色)で照らす
  • 明るい照明は消し、小さなライトを使用
  • 廊下の明かりを背にする
  • 間接照明の暖色系ランプを使用

暖色系の間接照明を使用している方が多いようです。

ただ、文字が読めない照度のものも多いようなので「内容を間違える」「暗記している」などの意見が多くみられました。

寝室の電気

寝室が調光式のライトである場合、寝室のライトを暗くして見ている方もいるようです。

  • なるべく暗いモードにする
  • めいいっぱい暗く暖色にする

リモコンでそっと簡単に消すことができるというのも利点ですね。

スマホのライト

  • スマホのライトを照らしながら仰向けの状態で本を読んでいる。本の辺りだけピンポイントで照らすことが出来る

日中と同じ点灯派

  • 読み終えたら消灯して眠る
  • 電気をつけて何冊か読んでから寝る。上の子向けの少し難しめのを読んでいると勝手に下の子が明るいまま寝てくれる

消灯派

  • リビングにいる間は部屋の電気を点けて読み、寝室では消灯。本を持ってきた場合は、本をめくりながら暗記している本の内容を話している(内容が異なっていても今のところOK)

おまけ:その他寝かしつけの工夫

  • スマホでα波オルゴールを流して寝るモード作りしながら読んでいる
  • 事前に読む冊数を決めて起き、読み終えたらすぐに消灯

読み聞かせ時の「なんで?」(2歳6か月)

読み聞かせをしている際の子どもからの「なんで?」という問い。
どのように対応をしているか?(2歳6か月)

絵を読む子どもたち

子どもは絵本を耳で聞きながら「絵を読んでいる」と言われています。

大人が気付かないような細かいことにも気づき、絵本の主人公とともに様々な体験をしているのです。

字のない絵本でも楽しむことができるのはそのためです。

小学校低学年の読み聞かせで「絵だけ見せる」→「その後に読み聞かせ」と言う取り組みで絵本のストーリーを想像させることをしている学校もあります(参考

一緒に発見を楽しむ

親が気付いていないことに気づいたら、まずは一緒に発見を楽しむのはどうでしょうか?

  • 親が気づいてないこと→いっしょに発見を楽しむ
    「すてきなことに気がついたね!」 から、「どうしてだろう?」という考える方へ移行する。 正解はないと思うので、「私はこう思う」と伝える
  • 分からないときは、「正直にママ分からないなぁ」と答える
  • 内容を想像して「〜かなぁ?」と問いかける
  • 正しい答え、原因を本当に知りたいわけではなくコミュニケーションしたい、会話したいんだと考え、「不思議だね〜、ママはこう思う」と想像する、「調べてみようか」と図鑑をみるなどをする
  • 疑問をそのままにせず答えを聞いて安心したい時なのかもしれない
  • 大好きなママがどう思うのか気になるのかな?とも考えられる
  • 聞かれたことは、お母さんの思う言葉で返してあげる
  • 解釈のできないような本は「分からない」でもいいし、一緒に「どうだろうね」と言って、お子さんと同じ言葉を繰り返すだけでも

聞きたい時期はそのうち過ぎていき、また違う段階が来ます。 思うことを話しつつ「あなたはどう考える?」「どう思った?」と聞いて、じっと考えている時間も素敵なものとなるでしょう。

読み聞かせ時の話し方

絵本を読み聞かせする時は、どのような読み聞かせの仕方をしているのか?
(2歳・女の子)

  • アナウンサーのように腹式呼吸を意識して読む。自然と「ゆっくり・はっきり」と読むことができる
  • はっきり読んだり早口で読んだり流し読みしたり絵だけ見て進んだり、同じ絵本で様々な読み方をする
  • 女優になったつもりで感情をこめて読む

なお、松村ら(2016)による演じ分けが読み聞かせに与える影響についての研究結果は以下の通り。

1) 演じ分けを行う読み聞かせをした群と演じ分けを
しなかった群には物語理解度に有意な差はなかった.
2) ただし,登場人物の心情を問う項目の成績は,統制
群の方が良い傾向がみられた.
3) 演じ分けを行う読み聞かせをした群は,特に登場人
物に対する印象が偏った.

松村 敦・森 円花・宇陀則彦「絵本の読み聞かせ時の演じ分けが
子どもの物語理解と物語の印象に与える影響」 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/39/Suppl/39_S39088/_pdf/-char/ja

  • 実験参加者が5歳児と6歳児をあわせた23名であること
  • 実験に用いた本は1冊のみ

ですので、結論を下すのにはさらなる研究が望まれるでしょう。

絵本の読み聞かせ(生後4か月)

生後4ヶ月の子に対する読み聞かせへの工夫について知りたい。フラッシュカードには興味があるようなので、高速大量読み聞かせをやってみようかとも考えている。(4か月・男の子)

  • 子どもの反応がない時期で自分のモチベーションを保つために、自分の好きな児童文学を読んでいた
  • ねんねの時期なので、自分が絵本を読み飽きたら、育児書などを音読していた
  • 反応がないため、サクサク読んでいた。高速読み聞かせしてみるのも面白いかもしれない
  • 淡々と絵本を読む
  • 時には読む人を変える

参考文献

日本教育工学会 論文誌 Vol.39 Supp  松村 敦・森 円花・宇陀則彦「絵本の読み聞かせ時の演じ分けが
子どもの物語理解と物語の印象に与える影響」 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/39/Suppl/39_S39088/_pdf/-char/ja

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